人事は定時後に決まる。突然の辞令、英語は学習ではない実践あるのみ

人事は定時後に決まる。突然の辞令、英語は学習ではない実践あるのみ

本当に英語が話せるようになるため「英語完全上達マップ」アレンジ(簡略化?笑)した方法でトレーニングを続けて1年半ほどたった頃、また転機がやってきます。

今回のことは僕だけじゃなく奥さんや二人の子供たちにも影響が大きなものとなりました。

 人事は定時後に決まる

 

その当時、海外製品を担当していた僕は上司とのコミュニケーションもよく取れて仕事は順調でした。でも日本と商習慣の違う海外のメーカーとは製品戦略などでたびたび衝突することもありました。

本国の無茶な方針・要求を伝えるのは日本法人の担当者。担当者も本心ではそんなことは日本に合わないとは思っている、日本の僕らのような会社とぶつかる。

夜の社交場

そんな愚痴を上司に聞いてもらう時間と言えば、やっぱり仕事後ですよね。こちらの意図を理解してくれないもどかしさを語る中で「だったら直接言えるぐらいになれ。アメリカで直接本社に掛け合うぐらいの事ができなくてどうする。」なんてことを言われて「そんなのことぐらいできますよ。」と返したのを覚えています。

会社の人事は夜決まる。こんな基本的なことも愚痴ってるとやっぱり忘れちゃうんですね。笑

突然の辞令

 

米国に子会社があるのはもちろん知ってました。でも勤務してるのは帰国子女のような人か現地採用の日本人と米国人。僕のTOEICのスコアは会社に把握されていて、そのころ朝、社内で同僚にTOEIC対策の勉強会を毎週やったりはしてましたが僕に米国勤務話が来るなんて夢にも思っていませんでした。

なんとなく英語もできそうだし、好きなんだろう、海外ベンダーとの交渉事ももっと英語で上手くできるように上司も願ったんだと思います。たぶん僕の今後のキャリアのことを考えてくれて、深く、深く考えてくれて、、、と思いたい。。。笑

飲み屋での「アメリカで頑張れなくてどうする」って会話の後日、会議室に呼ばれて米国ITの本場であるシリコンバレーでの勤務の辞令が下りました。

うれしいような、不安なような。言われた直後はただ「えっ?」って感じでリアクションが取れませんでした。上司からは「家族連れて行くでしょ?ちゃんと説明しといてね。」と言われ現実に戻ったことを覚えています。

アメリカで英語の方はというと

 

今考えるとやってないのに等しいけどずっと英語を勉強してきた、ここ1年半はそれなりに話せるように会話のトレーニングもした。でも実際にアメリカでは、「聞けません、話せません」だめでした。正直なことをいうと、たぶん聞けてました、まだまだたどたどしかったかもしれませんが話せたはずです。でもだめでした。

まず新しい環境での新しい仕事で知らないことだらけで、これは言ってはいけないんじゃないか、失敗したくないという気持ちが先行して英語どころではなかったというのが一番大きかったと思います。それがきっかけで英語も話すのも聞くのもおっくうになったような状態でした。

困った人

そんな調子で一年ほど経ったと思います。すっかり自信をなくして(駐在員にはそんな人が多いんです。実は。)いる時に乗ったタクシーの運転手との会話が一つのヒントとなりました。

その運転手はお世辞にもうまいとはいえない英語で、聞けば出身はセネガルで15年ほどアメリカで暮らしているとのことでした。米国に来てどのくらいだと聞かれたので「1年ぐらいです。」と答えると「お客さん!あんた英語ほんとうまいね!」と本気で驚かれました。

ネイティブとノンネイティブの狭間で

 

タクシーの運転手から英語がうまいとお世辞を言われた時に思ったことは「そうか僕の英語はそんなに悪いもんじゃなかったんだ。」ってことでした。なぜその時だけ急にそんなふうに思えたのかはよく分かりません。

冷静に周りを見ればアメリカには特にシリコンバレーでの周辺には英語ネイティブではない人がたくさん住んで、働いています。英語も発音だったり文法だったりがおかしい人だって多い。

それでも英語にコンプレックスを持って話せないなんて言ってる人はいませんでした。(ま、いるんですけどその当時は素直にそう思って反省してました。笑)英語なんてツール、中身で勝負って当たり前のことをただただ実践してるだけでした。

ダイバーシティ

みんな生きていくために英語が必要なだけなんです。僕はその点でだめでした。会社の命令で来てる、英語は多少できなくてもサポートしてくれる人はいるし、日本語で日本向けの業務はできる。英語ができなくても日本に戻れば働けれる暮らしていいける要は考えが甘いんです。

アメリカで働いてるだけで「すごいことをやってるんだ」、英語がなかなか出てこなくても「アメリカに住んでるんだからそのうちペラペラに」なんて淡い期待をもってました。

学習の場ではない実践あるのみ

 

なぜだか自分を勝手に特別扱いして甘やかしてたことにようやく気がついたんでしょうね。今できることをやろうって開き直れたんだと思います。実践のみって書きましたが自分自身のマインドが変わって改めてアメリカで気づいたのはネイティブ同士でも頻繁に会話の中で確認を行っていることでした。

“Excuse me?”、 “What?”、”What do you mean?”、 “I mean”、 “It means”などなど日本語でもそうですが単純に聞こえない、知らない場合は聞き返します。相手が知らないものの説明が必要な時は「それってこういう意味だよ」は説明、言い換えてあげます。

全部聞き取れなきゃ、相手が分かるように発音しなきゃと自分にプレッシャーを与える必要はなかったんです。「え、なになんて言ったの?もう一度言ってよ。それ知らないからわかるように説明してよ。」日本語なら当たり前のことを英語ってだけでこちらが悪いって決めつけて自分を責めてたんです。

ジャンプ!

それからは自然に相手の言っていることも聞き返せるようになったし、相手が理解していないようであれば別の言い方で説明してあげるってことができて結果、通じる英語になって行きました。

英語的にすごくレベルが上ったわけではありません。『わからないような言葉出てきたら、わかるように話してくれ、こっちの言うことが通じないなら違う言い方してあげるから』って実践するようになってからはやりとりがスムースになった分だけ結果、語彙も表現力も豊かになった感じでした。

『完璧じゃなくてもかまわない』これがアメリカで学んだ一番重要なことでした。

 

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英語がずーっとできなかった僕の歴史と現在はシリーズでどうぞ。。。